2012年5月7日月曜日

手塚治虫やCLAMPの作品ではよくスターシステムを活用していますが、他の漫画家はそ...

手塚治虫やCLAMPの作品ではよくスターシステムを活用していますが、他の漫画家はそれを活用しないのはどうしてでしょうか?







いえ、多くの形でスターシステムを利用している漫画やアニメは多いですが、手塚治虫やCLAMPのようにその作品の有名キャラが様々な作品で活躍するのは少ないですね。



一番の理由は作品数ですね。手塚治虫は1人で何本も連載を抱えることができますし、CLAMPは漫画集団なので多くの作品を作れました。



他にもスターシステムは人気なキャラを他の作品にだしてその作品の人気を上げる効率的な方法の様に見えますが、その作品でのそのキャラについて回るイメージを損なわず扱いが雑にならないようにするため高度なテクニックを必要とするので誰でも出来るわけではないですね。



使用者としてRAVEとFAIRY TAILにおける二人のジークもあります。

サンライズのアニメーション作品『舞-HiME』シリーズがスターシステムを採用、第1作に登場したキャラクターの設定を変えて第2作、3作に登場させています



詳しくはウィキのスターシステムに書いてあります

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%82%B7%E...








ちょっと話がずれますが、スターシステムは、漫画においては手塚治虫先生がおそらく最初だと思います。手塚先生は、アルフレッド・ヒッチコックの映画のスターシステムからヒントを得て 自身の漫画にもスターシステムを取り入れるようになったと言うわけです。







CLAMPはスターシステムではなく

パラレルワールドシステムです。



スターシステムを使うには

キャラ数か作品数がある程度多くある事が必要です。

あまりに安易に使いますと

「この作家、同じ顔しか描けない」

という不名誉な烙印を押されるからです。







スター・システムは自分の作品で造り出したキャラクターにディレクターよろしく「役を割り振る」方法です。



ストーリーによってはヒーローが悪役に、またはその逆もありえます。



普通の作家はキャラへの思い入れからそこまで割り切った配役・演出ができないのではないでしょうか。



漫画家・伊藤勢は自作品にほぼ同一のデザイン・性格をもったキャラクターを出しますが、「コイツを出すとキャラの個性が強すぎて、ストーリーが引きずられてしまう」そうです。

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